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ガン免疫治療
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■ 免 疫 細 胞 療 法 と は
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免疫とは
 私たち人間には生まれながらにして病気や怪我から自分の身体を守ろうとする「免疫力」というものが備わっています。それは、自分の身体のなかに本来持っている“治癒力”のようなもので、細菌やウイルスからの感染予防はもちろん、化学物質などの異物を取り除こうとしたり、癌細胞のような腫瘍細胞を殺したりして自分の身体を守る“力”のことなのです。古くは、“一度かかった感染症には二度とかからない経験的な事実が免疫”と呼ばれました。しかし、時代とともに解釈も変わり、感染症による病気だけに限定されずに、“自分以外の異物の侵入に際して自分を防衛する生体反応”と位置付けられています。さらに、最近では、“自分と自分でないものを識別して、自分でないものを排除するために行う細胞性・体液性の反応の総称”が免疫と呼ばれています。
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癌について
 癌はもともと「自分」の細胞です。細胞に変異を誘発するような化学物質、紫外線等によって遺伝子の一部が破壊あるいは変異すること、またはウイルスの感染あるいはこれらの要因が絡み合うことによって癌が発生します。現在は、遺伝子解析技術の進歩によってすでに多くの癌遺伝子や癌抑制遺伝子が発見されており、これら遺伝子自体や遺伝子の発現をコントロールすることによって、癌を治す試みが行われています。しかし、癌はもともと「自分」の細胞で、何年もの時間をかけて免疫系による排除を逃れてきており、また、いろいろな原因により癌は誘発されるので、現時点ではすべての癌を治すことはできていません。そのため、癌抑制遺伝子を使用した遺伝子治療や免疫細胞(リンパ球など)を使用した細胞治療の研究がいまも行われています。
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悪性リンパ腫について
 私たちの身体には血管を通して血液が流れていますが、もうひとつ、別の管を通して別の液体の流れているのをご存知ですか。この血管とは別の管のことを「リンパ管」と言い、ここを流れる液体を「リンパ液」と言います。このリンパ液は無色透明の液体で血液を構成する白血球の一種です。そして、その細胞成分であるリンパ球が身体の免疫作用を司っているのです。リンパ球を含むリンパ液は、毛細血管から滲み出て身体の組織液となりリンパ管か血管を通って最後には静脈に送られてゆく流れになっています。つまり、リンパ液は身体の末端から中央に向かう一方通行的な流れで、人間がもともと備えている免疫機構の中心的な役割を担っています。リンパ系は、「リンパ液」、「リンパ管」、リンパ節(リンパ腺)」から成り立っていて、体内に入り込んだ病原菌や異物などから身体を守る働きをしています。リンパ節などのリンパ組織を原発とする悪性腫瘍のことを「悪性リンパ腫」と言います。この疾病は、白血病と同様、血液の癌の一種であり、リンパ節や扁桃腺、脾臓をはじめ、甲状腺、消化器官、乳腺などリンパ組織が存在する臓器に発症することが多くなります。
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癌治療について
 現在、癌に対しては、手術、放射線治療、化学療法(抗癌剤治療)が三大療法として行われています。そして、第四の治療法といわれているのが免疫療法です。もちろん、これですべての癌が治せるというわけではありませんが、それぞれの治療法の特性を生かして選択し組み合わせていくことが大切になります。手術は、メスによって癌病巣を切除する方法です。手術は初期癌にとっては非常に有効な治療法ですが、癌という病気は血液やリンパ液に入って全身のさまざまな場所に移動して、そこで、再び増殖する「転移」という現象が生じます。転移が生じてしまうと、癌は手術によって切除することは出来ません。放射線療法は、癌治療に応用されたX線を使用して癌病巣に放射線をあて、癌細胞を殺す治療法です。この治療法の欠点は、癌の周囲にある正常な細胞も殺してしまい、それが副作用となって現れることです。しかし、最近、この治療法にも改良が加えられ、癌病巣に集中して放射線をあてることも可能になってきました。現在では、頭頚部癌や子宮頚部癌など一部の癌治療には手術に匹敵する治療効果をあげています。しかし、この放射線治療法も転移した癌には無力です。 抗癌剤治療は、増殖性の細胞に毒性を示す薬を投与して治療します。しかし、この治療法も、正常な細胞、とくに、増殖の速い白血球、毛根細胞、消費管上皮細胞などにも毒性が生じ副作用となって現れます。副作用が厳しい割にはあまり延命効果がないのが現実ですが、骨髄性白血病、悪性リンパ腫などには高い治療効果をあげています。
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免疫細胞療法について
 免疫細胞療法は、自分の免疫力を利用して癌を治療する方法です。つまり、体内の免疫を担う細胞を体外で大量に増殖させて免疫力を高めた後、ふたたび体内に戻して癌細胞を攻撃させ治療する方法で、ほとんど副作用のない先進的な癌治療法です。これまでの癌治療法は、「外科療法(手術療法)」、「化学療法(抗癌剤投与療法)」、「放射線療法」のいわゆる三大療法がよく知られていました。これらの治療法は、いずれも一定の効果は期待できるのですが、副作用が強くて身体への負担も大きくとても辛い治療法でした。とくに、進行癌や末期癌の場合は、抗癌剤や放射線の大量投与による副作用も伴い、逆に寿命を縮めるようなこともありました。そこで、第四の癌治療法として期待されているのが免疫細胞療法です。免疫療法は、欠乏した免疫力を高めて免疫機能を活性化させ、体内に侵入した細菌やウイルス、腫瘍などを排除する治療法のため、身体に優しく、副作用もない理想的な癌治療法として注目を集めている「最先端の癌治療法」なのです。
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免疫細胞療法の重要性について
 “癌細胞”というと、なにか非常に恐ろしい異質の細胞と考えられていますが、実は健康な人の体内では、1日に3,000〜5,000個の癌細胞が作り出されているのです。そして、健康な身体の場合は、体内の免疫が癌細胞(異常細胞)の動きをきちんと監視し、癌細胞の発生・成長を防いでいるのです。つまり、“免疫”という身体の防御システムが正常に働いている限り癌が進行することはありません。しかし、何らかのきっかけで免疫力が低下し防御システムが働かなくなると、癌細胞は増殖し、「癌」という病気は確実に進行します。一度免疫力が低下すると、従来の防御システムでは癌細胞に対して確実な攻撃ができなくなってしまいます。そこで重要となるのが「免疫力を強化する」ことなのです。免疫細胞を増やし体内の免疫力を強化することで癌細胞を消滅させることが出来るのです。そして、主に悪性の腫瘍を攻撃する免疫細胞として、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とTリンパ球(細胞障害性T細胞)が使用されています。
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NK細胞について
 NK細胞はリンパ球に含まれる免疫細胞のひとつで、生まれつき外敵を殺傷する能力を備えているところから「ナチュラルキラー(NK)細胞」と呼ばれています。NK細胞は体内で幅広く行動し、癌細胞やウイルス感染細胞などの異常細胞を発見すると、真っ先に、しかも単独で攻撃を仕掛けます。この単独性と即効性がNK細胞のもっとも大きな特徴なのです。T細胞(Tリンパ球)やB細胞(Bリンパ球)といった他の免疫細胞も、癌やウイルスなどの異常細胞に対して攻撃を仕掛けるのですが、抗原抗体反応(ヘルパーT細胞などと免疫システムを構築しながら働く。過去に異常細胞と認識したものに対して攻撃を仕掛ける)のため、動きが制限されてしまいます。しかし、NK細胞は抗原抗体反応がないため、直接、自由かつ柔軟に異常細胞に対して攻撃することが出来ます。つまり、NK細胞は、癌細胞を攻撃する免疫細胞のなかでも能力に優れ、私たち人間にとって非常に重要な細胞なのです。
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NK細胞療法とは
 NK細胞療法とは、患者さんご本人の血液を20〜30ccほど採取し最新の培養技術で増殖・活性化させ、2週間ほど無菌状態で15億〜30億個に増殖させたNK細胞を、再び患者さんの体内に戻すという治療法です。具体的な治療法ですが、まず、採血した血液からNK細胞を分離させます。この分離したNK細胞をインターロイキンー2(T細胞増殖因子として発見された物質)というサイトカイン(リンパ球、マクロファージなどの単球系細胞が産生する物質)を用いて増殖、活性化させます。最終的には、2週間の培養期間でNK細胞の量は約10億個となります。この量は、通常の健康な人が持っているNK細胞の約10倍になります。この増殖・活性化されたNK細胞を生理食塩水に溶かし、点滴で静脈から自分の体内に戻します。したがって、実際の治療というのはNK細胞を採取するための「採血」と増殖・活性化されたNK細胞を再び体内に戻す「点滴」のみなのです。
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NK細胞療法の特徴
 NK細胞療法には、具体的に次のような特徴があります。
1. 副作用の心配がないこと:
 自分の血液から採取するNK細胞を培養・活性化するため拒否反応やアレルギー反応の心配がありません。
2. 無理のない継続治療が可能で、QOLも高く維持できること:
 抗癌剤治療等には強い副作用があり長期入院を余儀なくされますが、NK療法は副作用がないので身体的、精神的負担が軽く、通院による治療が可能で生活の質(QOL)を維持しながら治療に専念することが出来ます。
3. 再発・転移防止の有効性が高いこと:
NK細胞の活性化は癌の再発・転移に有効性が高いと言われています。とくに、手術を受けた場合には血液やリンパの流れを通して身体全体にがん細胞が拡散する危険が高く、拡散した癌細胞を発症させないためにもNK細胞療法は有効だと考えられています。

*QOL(Quality of Life:人間としてより充実した生活を送るために、生命の質、生活の質を重視する考え方で、高齢者の福祉、精神医療、終末医療など、さまざまな分野でその重要性が唱えられています)

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NKM細胞療法について
 NKM細胞療法は、NK細胞療法をさらに進化させた免疫療法です。この治療法は、NK細胞をより多く増殖させると同時に、T細胞、B細胞などをミックス(M)させて培養して免疫力を高め、癌細胞にさらに強く攻撃抑制する治療法です。  NKM細胞治療の場合、1回におけるNK細胞の数(T細胞、B細胞、樹状細胞などを含む)は、約20〜30万個と驚異的な数字になります。
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NKM細胞の誘導(M:ミックス)
NK細胞の誘導と免疫療法
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NKM細胞の培養
 患者様本人の血液を20cc〜30ccほど採取し、科学的な培養技術でNKM細胞を刺激、活性化させ、約2週間無菌状態で、約15〜30億個のNK細胞(T細胞・B細胞・樹状細胞等も含む)を増殖させ、生理食塩水に溶かし、再び静脈から患者自己体内へ戻すという免疫治療を行っています。
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■ 治 療 方 法
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NKM細胞による治療と期間
 治療は患者様の症状により異なりますが、参考図のように、治療の流れとして、採血した血の白血球の中のリンパ細胞から、高純度のNKM細胞を培養したものを約10日後に患者自己体内へ投与し、これを約1〜2週間の間隔をあけて、何回か投与を続けます。
 1クールは約2〜3ヶ月で、この間に5〜6回のNK細胞の投与をし、患者様の免疫力を高めながら、がん細胞など、悪性の細胞と闘わせていく治療です。
 1クール5〜6回が平均的なNK細胞投与になり、1回に投与するNK細胞の量は、患者様の状態にもよりますが、おおよそ15〜30億個のNKM細胞投与になります。ですから、一般的に計算した場合、健康な人が持っているNK細胞量の約15〜20倍となり、約15〜20人分に相当するものです。
 血液の量は、通常、一人の体内に約4〜5リットルの血液が循環しており、NK細胞量は通常、約8000〜9000万個と言われております。簡単な計算上においても、この活性化された自分のNKM細胞が1回あたり15〜30倍になって体内に戻るわけですから、ガン細胞を攻撃するその免疫力の高さがどれほどかもご理解いただけるかと思います。
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治療の流れ
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ガン 免疫療法の治療期間
ガン 免疫療法/スペース  ※NK細胞による免疫療法は、保険外診療となります。
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■ 治 療 手 順
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NK細胞治療を受けるための手順
ガン 免疫療法の手順 当小田クリニックまでご相談下さい。
(Tel.03-5273-0770)
可能であれば検査資料(X線・CT・MRIのフィルム)、
各種検査データ、などがあればご準備下さい。
ご都合の良い日をご連絡下さい。
患者様本人・ご家族の方、若しくは代理の方がお来し下さい。
治療に関する説明、相談を患者様・ご家族の方と行います。
治療方針、治療期間等を決定いたします。
治療方針に基づき、治療を開始します。
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■ 最 先 端 事 例
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研究開発に成功(小田NKM細胞治療法の特徴) ガン 免疫療法/スペース
培地は、免疫細胞培養の心臓部
ヒトNKM細胞培養用培地開発に成功 (モデルNo.:OKM−100A.OKM−200A) ガン 免疫療法/スペース  培地は「細胞の培養において、高質性な細胞の特性誘導の決め手となる心臓部分」と言われています。小田免疫研究所では、この培地の研究開発を続け、最高品質のNKM細胞培養培地を新しく開発しました(OKM−100A.OKM−200A)
 これに伴い、小田クリニックでは、最高細胞質のNKM細胞治療を行っています。この培養地は小田免疫研究所のオリジナル商品で、現在小田クリニックのみが使用しています。他のクリニックのNK細胞とは異なります。 ガン 免疫療法/スペース
NKM細胞治療
 私どもでは、NK細胞治療をさらに進化させたNKM細胞治療という免疫治療を行っており、これはNK細胞を主とする細胞の増殖と同時に、T細胞・B細胞などをミックス(M)させて培養し、ガン細胞を強く攻撃する治療法です。NKM細胞治療の場合、1回におけるNK細胞の数は、(T細胞・B細胞・樹状細胞などを含む)約15〜30億個の細胞数という驚異的な数となります。 ガン 免疫療法/スペース
集中治療法
 NK細胞治療は、上記の基本型に加え、ガンなどの病状により、「集中治療法」があります。これは、通常1クールのNK細胞投与を短期間に先行して投与する集中型です。これは、患者様の病状に合わせての個別対応となりますので、病状により、治療法を決定します。
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■ 症 例
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症  例:73歳、男性
主    訴 右脇下に腫れ 1月
現 病 歴 2002年7月、右脇下に腫れを発見。
同年8月21日初診時腫瘍直径は8cm、近病院にて悪性リンパ腫(濾胞性)と診断。
同年9月から抗癌剤による治療開始。3ヶ月経過後も改善なしと動悸、息切れなど副作用が激しい。
同年12月来院。
検査所見 表在リンパ節:右側脇下大小不同なリンパ節触知(10x10cm3、6x6cm3、5x5cm3、2x2cm3 数個)
結膜:黄疽(−)、貧血(+)
胸部:異常なし
腹部:異常なし
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患者の免疫養子治療施行
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ガン 免疫療法/スペース投与回数投 与 日投与細胞数副作用
2003年1月20日29x108なし
2003年1月27日26x108なし
2003年2月 3 日33x108なし
2003年2月10日30x108なし
2003年2月24日30x108なし
2003年3月10日28x108なし
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脇の単純ヘリカルCT … 断面像を10mm間隔・厚5mm   腫瘍部位:右側脇下(矢頭)
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■ 免疫Q&A
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